収益モデルの立て方と着眼点

独立して成功した自分をイメージする具体像は人によって様々である。多くの社員を率いる大会社の社長になることに憧れている人もいれば、自分の才能を活かしたクリエイターやスペシャリストとしての名声を受けることに憧れる人もいる。売上高の規模でいけば、大会社の社長のほうが大きいものの、自分に対する年収額でみれば、どちらの成功者のほうが優っているという比較は単純にはできない。

仮に年商10億の売上がある会社の社長でも、数億円の借金を社長個人が抱えてしまっているケースは珍しくないし、有名マンガ家のように個人事業者としてでも自分の腕のみで年収1億円を超す人達もいる。現在では自宅をオフィスとした仕事環境でも高度なビジネスをすることができるため、SOHOが大会社の社長と同ランクの年収を稼ぐことも決して不可能ではない。しかしそのためには、独立する前の計画段階から成功するための具体的なモデルを描いておく必要がある。

 独立後の目標が「会社の社長になって年収数千万を得る」のと「SOHOとして成功して年収数千万を得る」のとでは、努力すべき内容や方向性が大きく異なるのだが、独立前には多くの人がその区別が不明瞭なままである。

会社経営というのは、自分が指揮者となって仕事を社員に分担させながら業務を拡大させていく。そのため「資金の調達」と「優秀な人材の発掘と育成」が会社を成功させるための重要な条件になる。自分に専門的な才能や能力がなかったとしても、銀行や投資家、クライアントとの商談が上手く、社員のモチベーションを高められるだけの人心掌握に長けている人は経営者タイプといえるだろう。例えば、システム開発会社の経営者でも、自分自身はプログラムが書けなくても事業を成功させている人は少なくない。

一方、大きな組織の中で人間関係を気遣いながら働くよりも、自分の好きな分野の仕事をとことん追求することに向く人ならば、SOHOとしての高収入を稼ぐ努力をしたほうが適していると言えるかもしれない。

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