職人気質が求められるセールスマン

職人気質が求められるセールスマン
最近ではサラリーマンが転職することは珍しくないが、セールスマンの世界では特にヘッドハンティングや引抜きが盛んだ。いわゆる富裕層のグループに属するような優良顧客ほど担当者との関係を大切にするもので、生身の人間による対応が取引深厚の上で重要になるのだ。「そうは言っても最近はセールスマンという肩書きの人をあまり見かけなくなった」という声もあるが、それは「○○コンサルタント」と肩書きを変えているだけで、顧客と直接対話する担当者の役割は以前よりも増している。それでは「セールスマン」という職種がネットにすべて代わってしまうのかというと、それは間違った判断である。

馴染みの担当者がライバル他社に転職すれば、それに付いていく顧客も少なくないためだ。その意味で営業担当者やセールスマンというのは、顧客との広い人脈を築く職人気質のスペシャリストとしての方向に向かっている。たとえば、銀行・証券の金融業界でいえば、現在ではネット取引が主流となって担当者と対面しなくても大方の取引をすることが可能だ。

職種別の求人倍率をみても、営業職に対する求人は他の職種よりも常に高い。しかしこれは一般大衆の客を相手にしたもので、数億円以上の資産を持つ優良顧客に対してはしっかりとした担当者が付いて資産運用のアドバイスをしていることに変わりはない。あくまで顧客との信頼関係は会社として築くものであって、担当者と顧客との信頼関係が個人的に深くなりすぎると、大切な顧客資産の流出に繋がるためである。

煩わしい店員のアドバイスなど受けなくても、すべて自分の裁量だけで買い物をしたいという消費者が増えているのも事実だ。いまではネット検索であらゆる情報が手に入り、買い物も簡単にオンライン購入することができる。しかし会社としては「顧客と担当者」との関係が密になりすぎることを嫌う。

潜在能力開発法

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