不況で問題が

不況で問題が
今すぐに倒産ということではないにしても、自分の息子に工場を引き継がせることはせずに、自分の代で工場を閉めようと考えることは、零細工場の経営者ならごく普通の選択肢になっている。それに伴い、日本の製造業者はコスト面で海外の工場に太刀打ちができなくなり、廃業考える経営者が増えている。

これは、不況で問題を抱えていた米国シリコンバレーの半導体回路開発会社が編み出した方法に端を発している(2006年11月9日号)。これは製造業の現状を知らない無謀な挑戦のようにも思えるが、彼らなりの勝算があってのことだ。ところが近頃では品質よりも“コストの安さ”が重視されるようになって、人件費が安いアジア諸国へ製造の拠点が移っているのは周知の通りだ。

製造以外で零細メーカーにとって課題となるのは販路の開拓と在庫の問題だが、最近ではWebサイトからの予約生産方式とすることで両方の問題をクリアーすることができる道もある。ファブレス方式であれば、理屈の上ではパソコンに向かったデスクワークだけでメーカーを立ち上げることも可能だ。

そのため昔の日本製品は完成度が高く、品物によっては中古市場でプレミアが付いている。たとえばオーディオ用のアンプにしても十万円以上する高級機でも、筐体の中には数十円程度の部品が多数使われている。日本人はもともと手先が器用でモノ作りが得意な民族であった。

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