“資金”は体を流れる血液と同じ

“資金”は体を流れる血液と同じ
早急に取引条件の変更をして、その旨を銀行に説明して追加融資を受けることで事なきを得たのだが、経営者がリアルタイムで見ている注文や売上の数字と、実際に会社の口座に入ってくる現金の流れとはタイミングがずれている。会社にとって“資金”は体を流れる血液と同じで、スムーズに循環している間は大丈夫だが、何かの突発的な出来事によって循環のペースが変わったり、循環しにくくなると不調が次々と起こりはじめる。そこに早い段階で気付かないと、業績急拡大の最中に経営が行き詰まることが現実にある。

新聞やテレビ局が「話題の新商品」として取り上げてくれるようになり、一気に注文件数が増えはじめた。その会社の取引状況を詳しく調べてみると、商品の仕入先と販売先の取引条件が、売れれば売れるほど資金繰りが苦しくなるようになっていたのだ。しかしその原点は子供時代の小遣い管理と同じ金銭感覚を踏襲していて、資金繰りが下手な経営者は誰かに「そのお金の使い方は間違っているよ」と指摘されないと気付かないものである。

不思議なことにその金銭感覚は大人になっても大きく変わることがなく、将来の経営者として倒産リスクが少ないのは、圧倒的に後者のタイプが多い。そこで企業のキャッシュフロー(資金繰り)を改善する専門家やサービスが成り立つ。

借金の額は増えても、日々の支払いさえ滞っていなければ会社が倒産することはないためだ。もっとわかりやすい話として、誰もが経験したことのあるキャッシュフロー経営として「家計のやりくり」を考えてみよう。このような“やりくり”の上手い下手によって家庭の台所事情は異なってくる。

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