資金繰り

資金繰り
「このままだと資金繰りの目処が立たずに倒産してしまう」と言うのだ。これでもう安心だろうと見ていると、ある日その経営者が血相を変えて相談に訪れた。二年前に脱サラをして、輸入品を販売するベンチャー企業を立ち上げた若手経営者がいる。しかしその解説では、会計に詳しくない経営者や開業希望者には難しいかもしれない。

さらにさかのぼると、親が小学生の子供にお小遣いを与えて一ヶ月間のやりくりをさせてみると、同じ小遣いの額でも、いつも月の半ばでお金が足りなくなってしまう子と、計画通りの買い物をして月末の貯金までできる子に分かれる。創業初年度は取引先の開拓にも苦労してなかなか売上の目処が立たなかったが、二年目になると販売代理店の数も増えて徐々に事業が軌道に乗り始めた。

月々の決まった給料の中から家計をやりくりしていくには、家賃や食費、教育費など毎月かかる支出のバランスを考えなくてはいけないし、その中から老後資金の蓄えもしなくてはいけない。マイカーやマイホームなど高額品を購入するためには、月々の返済金額と返済期間、金利の条件などを考慮して賢いローン計画を立てることも大切だろう。

資金の流れのことは「キャッシュフロー」と呼ばれ、会計の本には「利益よりもキャッシュフローを重視した経営をすることが大切」などと書かれていたりする。その一方で、長年にわたり多額の負債を抱えていても、経営を続けている大企業は少なくない。銀行によると、家計のやりくりと会社経営には共通点があって、家計のやりくりが下手な人が起業をしても、会社経営の資金繰りも上手くいかないことが多いという。もちろん大人になれば、やりくりする金額の桁が違ってくるし、ましてや経営者として事業の規模が大きくなれば、それは自分の財布だけでは足りずに、銀行や株主など他人を巻き込んでお金のやりくりをしなくてはいけない。

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